リシルド序曲(4)

田川伸一郎氏 版

参 考

誠に残念ながら フォスターミュージックさん によれば
 「現在は編曲者の意向により取り扱っていない」
とのことです。
参考までにご閲覧ください。


以下 スコアに記載されている文章 を丸パクリω

また、サイトより拝借したサンプルスコアを引用させて頂きました。
編成等、参考にしてください。

●解説

この曲は、フランスの名門ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団第4代楽長のガブリ工ル・パレスが、フランス北部のバランシェンヌでのイベントにて演奏するために、1894年に作曲し、恩師であるデュポア教授に捧げられた。

エノー伯領の女性領主リシルドは、隣接するフランドル伯領第8代領主のボードアン4世と結婚する。
のちに、夫であるボードアンが、エノー伯領も一緒に統治することになり、彼女はこのことを大変喜んでいた。
ところが、ボードアンが瀕死の重傷を負った時、彼は、弟のロベールに息子アルノールの後見人になるよう依頼した。
ボードアンの死後、リシルドは、義理の弟であるロベールが権力と財産を奪うことを恐れ、エノー伯領を教会の支配下に置くことにした。
そのため、ロベールと教会の戦いが起き、息子アルノールは戦死、リシルドは地位を剥奪され、両伯領は、ロベールの英知と良識によって統治されて繁栄と平和が戻り、彼は宗教上の勝利をかみしめ、聖地へと巡礼に赴く。

このような物語をヒントに作曲されたこの作品は、当時のギャルドの編成にしたがって、サクソルン族を含む大編成で書かれている。
冒頭のホルンソロによる主題を基に展開され、緊張感ある急速部や流麗で優雅な旋律部分を繰り返しながら、雄大な終曲へと向かう。

このアレンジは、北海道木古内町立木古内中学校吹奏楽部からの委嘱によるもので、わずか27名での演奏で、『第11回東日本学校吹奏楽大会』において金賞を受賞した。

原曲は、9分以上かかる大曲ですが、このアレンジでは、作曲者自身が推奨するカットヴァージョンにより8分程度にアレンジされています。
さらにカットも可能で、木古内中学校は6分程度で演奏しました。

・オーボ工、ファゴット、E♭クラリネット、3番トランペット、3番ホルン、3番トランペット、コントラバス、マリンバは、使用しなくても演奏できます。
・小編成25名程度から演奏可能です。
・作曲者自身は、ティンパ二ーをF・B♭の2個のみで指定してありますが、和声内の音に替え、原曲と異なる箇所については、原曲の音を小音符で記してあります。(田川伸一郎)

●プロフィール:田川伸一郎 Shinichirou Tagawa

千葉大学教育学部音楽科卒。
千葉市立犢橋(こてはし)小学校、千葉市立幸町第三小学校、市川市立大柏小学校、市川市立新浜小学校、市川市立真間小学校教諭を経て、現在に至る。
在職した5校では、吹奏楽部を創設または継続指導し、5校すべてを各種コンクールで、計14回の全国一位に導いた。
現在は、長年のバンド指導の経験を生かし、フリーの「スクールバンドサポーター」として、千葉県をはじめ全国の小中高等学校のバンド活動を支援している。
顧問や部員の悩みに寄り添い、バンド運営・基礎指導・選曲・楽曲指導・アレンジなど多方面からそのバンドに合った指導を展開し、顧問や部員たちに多くの夢と勇気を与えている。
また、講演会や講習会講師、各種大会審査員なども務め、吹奏楽界および音楽教育界で幅広く活動。

●演奏時間の目安
08分00秒


以下 田川伸一郎のブログ より丸パクリ

http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-365.html

ここ最近、レッスンの合間をぬって手がけておりました、ガブリエル・パレス作曲の『リシルド』序曲の「小編成演奏可能版アレンジ楽譜」が完成しました。

この曲は、あの『ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団』のために、第4代楽長のパレスが作曲したもので、原曲は、ビューグルをはじめとするサクソルン族も多用された大編成吹奏楽用に書かれています。
昭和40年代には、日本でもよく演奏され、特に、小澤俊朗指揮・千葉県立銚子商業高等学校吹奏楽部の演奏は、その柔らかく豊かなサウンドと壮麗な演奏で全国大会・金賞を受賞、大変な話題となりました。

1973年全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞した銚子商業高等学校の演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=5ppaYY–joM

今年度、北海道木古内町立木古内中学校吹奏楽部からの委嘱を受け、6分以内・25名で演奏できるヴァージョンのアレンジをしました。
木古内中学校は、ホルン1本、トロンボーン1本という特殊な編成での予選出場でしたので、かなりの工夫が必要でしたが、このバンドならではの温かいサウンドを生かすには大変良い曲でした。

原曲の楽譜は、inB♭のコンデンス・スコアと見にくい横刷りパート譜しかありませんので、「えーと、えーと...」の連続でした。

原曲のコンデンス・スコアinB♭です。

原曲のパート譜です。読みにくいです…

木古内中学校吹奏楽部は、この曲の演奏で、北海道代表に選ばれ、横須賀市でおこなわれた『第11回東日本学校吹奏楽大会』でも、感動的な演奏で金賞を受賞しました。

木古内中学校の演奏です。ぜひお聴きください。

今回のアレンジは、木古内中学校版を、通常の吹奏楽編成に書き直したものです。

ただし、「小編成バンドにも演奏ができるように」ということを特に配慮し、オーボエ、ファゴット、E♭クラリネット、コントラバスがなくても大丈夫なように、その上、3パートで書いてあるトランペット、ホルン、トロンボーンは、2パートずつでも差し支え無いようにしました。

全員で25名程度から演奏できます。

原曲から一部カットした8分程度の長さになっています。
このカットは、スコア上に、作曲者自身がカットの推奨を記したものによります。

この楽譜は、今春、「フォスターミュージック」からレンタル譜として出版される予定です。

コンクールや演奏会で、小編成~中・大編成のたくさんのバンドに演奏していただきたい、クラシカルな香りのすばらしい曲です。
また、出版の折にご案内させていただきます。

田川伸一郎 プロフィール

小学校教師として、30年間、音楽専科や学級担任、そしてバンド指導にかかわってきました。
現在は、フリーの「スクールバンドサポーター」として、小中高等学校のバンド活動を、顧問の先生や部員たちの願いや悩みに寄り添いながら、これまでの経験を生かしたアドバイスで支援させていただいています。

東京都品川区立日野中学校、都立小山台高等学校で吹奏楽部員(パーカッション)として活動。
千葉大学教育学部音楽科卒。
千葉市立犢橋小学校、千葉市立幸町第三小学校、市川市立大柏小学校、市川市立新浜小学校、市川市立真間小学校に勤務。
在職したすべての学校で、吹奏楽部を設立、または継続指導し、5校すべてを「TBSこども音楽コンクール」「全国学校合奏コンクール」「日本管楽合奏コンテスト」等で計14回の全国一位に導いた。
「東京ブラスコンコード」打楽器奏者として活動し、井上謹次・文子両先生から多くの薫陶を受ける。
「日本管打・吹奏楽学会」会員

終 話