リシルド序曲 (2)
楽譜について
現在我が家には、以前所属していた団体が所有していた原譜から、私的にコピーさせて頂いたものがあります。
(出版:EVETTE & SCHAEFFER社)
ただ(4)田川伸一郎氏 版 のページでも触れられていますが、いくつかの問題がありまして…
フルスコアがない!
コンデス・スコアはありますが、合奏に難儀します。
編成は、ほぼ “ディオニソスの祭” と同じですが、C.A.(E.hr.)やC.B.Sarr.が使われていません。
その代わり?、Alt.Cla.とE♭Bassが加わります。
その コンデンス・スコア が “in B♭” で記譜されている
とにかく合奏がしづらくてシカタナイ,,,
ぉフランスの指揮者sって、即時移調しながら実音名を指示するのかな?
CONDUCTEUR Si♭(Conductor B♭)
センター部分に折り目が付いていて、うまくコピーできませんでした…
所属団体のスタンプは修整してありますw
パート譜が横長判でサイズがバラバラ
屋外演奏を前提に出版されているマーチ集のようです。
しかも、B5判からA4判では収まらないようなサイズまで~
全パート譜をB4判でコピーした…というオチω
紙質が貧素
更紙(藁半紙)以下に思えるようなシロモノで、経年変化に耐え得るか疑問…
もっとも、出版された当時は皆こんな感じだったのカモ?ですが,,,
木管楽器にトレモロ記号が多用されている
さくらさんのブログ sakuraいろの花
音楽うら事情:リシルド☆彡(2016年01月28日13:37)
にも書かれていますが、普通に無理じゃね?
1re CLARINETTE Si♭(1st Clarinet)
solo Cla.は書き込みが多過ぎて修整が面倒なので、1.Cla.でω
2ページの内、1ページ目のみです。
原譜はジャストB5サイズ(ハガキ2枚分)で、アタシには細か過ぎて読めないとぃぅ…。
トレモロ…
2音間を高速でレロレロするなら理解できるけど、単音での指定ですww
思わず「打楽器や弦楽器かっ!」ってツッコミたくなります,,,
しかも最下段、練習番号 M の直前…
High C で?
ほぼムリ(ヾノ・∀・`)!
フラッタータンギングでゴマカソウと思っていたら~
さすが我らが漫才バンド!
できる人がいなかったとぃぅ経験談…orz
1st Trb. と 2nd Trb. の譜面が “ハ音記号” で書かれている
まぁ~たいした問題ではありませんが…
我らが漫才バンドのTrb.奏者kらは、プチパニックに陥ってましたω
エンディングではホボTrb.のSoliになります♪
(実際にはTrp.&Cor.とのユニゾンなんですけど)
fffでメロディーを吹き続けますが、指揮者が気持ち良くなってスローテンポで演奏すると、Trb.さんが窒息死するので注意が必要です!!ωω
(コンデンススコア上はト音記号で記譜される音域になりますu_u)
タンホイザー序曲 や シェエラザード(第4楽章)同様、Trb.吹きなら一度は吹いてみたいと思わせる曲だと、勝手に思い込んでいますww
Bassパートの譜面が “in B♭” で書かれている
ディオニソスの所でも触れたように、ぉフランスの楽譜がこのような慣例なのか、ギャルドだけなのかは知りませんが、同じくギャルド用にアレンジされた “アルルの女” をはじめ、他にも多くの曲が同様な記譜になっています。
BASSE Si♭(Basses B♭)
2ページの内、1ページ目のみです。
原譜はジャストA4サイズですが、EsバスはB5サイズだとぃぅ…。
このリシルド序曲、現在 建部知弘氏 と 田川伸一郎氏(※) のアレンジによるレンタル楽譜が出版されているようです。(※ 取り扱い終了とのこと)
両氏のアレンジについては、別途…
(3)建部知弘氏 版 へ続く